不要で高価な軍事兵器

 

日本では戦争の恐怖から解放されてすでに74年がたった。世界に目を向けると、世界規模の戦争はないものの局地戦は常に世界のどこかで起こっている。なかでも、アメリカ主導で行った2003年イラク戦争のツケは大きく、以後、宗教対立は拡大・拡散している。政治的なテロは一般市民を巻き込んで全世界で頻繁に起こっている。不気味な時代である。核大国である米ロ・米中の軍事衝突は起きないが、アメリカは世界中に高価な軍事兵器を売りまくっている。「平和憲法」を持つ日本もいいお得意さんである。

★ロッキード・マーティン社製の最新鋭ステルス戦闘機「F-35」が147憶円×42機=6,174億円

★ベルボーイング社製の輸送機「V22オスプレイ」が114憶円×17機=1,938億円

★ノースロップ・グラマン社製、対空型無人偵察機「グローバルホーク」189憶円×3機=567億円

調べてみると上記のような兵器が購入予定である。余りの高さに目が眩みそうだ。10月から消費税を10%に上げるといっているが、兵器などの防衛予算を吟味し、節減すれば、予算の使い道は大幅に変わってくるだろう。防衛費だけが聖域のように突出していく異常な事態である。平和の維持は何よりも、周辺国家との正常・円満な関係であり、外交努力と能力である。アメリカの顔色ばかりをうかがい、自主的な外交能力のない国家は欠陥国家だ。情けない限りだ。

 

 

 

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